発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

ご意見・感想等は発行人までお願いします。(^_^)  

 乱杭 135号(2002年1月2日)
みなさま、どのようなお正月を過ごされたでしょうか?

 以下に報告する白馬岩岳の「ペンション馬鈴薯」で昨年(‘01年)末に聞いた話では、世の中のヒンシュク年賀状のベスト2は、「家族写真の年賀状」、「Eメールの年賀状」だそうです。
 理由は、家族写真のものは「確かに微笑ましいものではあるが、家族の写真は内々の至って個人的なものであり、親戚を除いた差出先によっては、関係ない話である。」との意見。Eメールは、「味気ない。」との意見だそうです。
 この意見を事前に察知していた訳ではなく偶然ですが、皆様には今年はすべて官製のお年玉つき年賀状を差し上げました。(もし漏れていたらゴメンなさい。)

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◆私のお正月◆

 私は、12月29日から2002年の元旦まで、長野県北安曇郡白馬村の岩岳スキー場で過ごしました。正確に表現すれば、「ペンション馬鈴薯」で飲み暮らし、その合間にちょこっと岩岳スキー場で「スキーらしきもの」をして過ごした、と言うべきでしょうか。初日は、この季節には珍しい快晴無風の最高の天気で下の写真のように、雲ひとつない青空を背景に、雪に覆われた白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の白馬三山や、長野オリンピックの会場ともなった八方尾根スキー場を麓に控える唐松岳、更に五竜岳、鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰の山々を望むことができました。

 

馬鈴薯の仲間達

 「ペンション馬鈴薯」のことは何度も「乱杭」紙上で書きましたので、「またかいな?」と思われる向きもありましょうが、私にとってはかけがえのない人々、馬鈴薯の仲間達をご紹介します。まずこの宿を紹介してくださって、今回も同行いただいた奈良の西岡先輩(右)と馬鈴薯のオーナー鈴木さんです。ちょっと気持ち悪い雰囲気の写真ですが、酔っ払っているだけで、普段は二人とも普通のいい人です。

 続いて、今回同宿した方々のうち、我々50歳前オヤジ組みとコミュニケーションを交わしていただいた、左が元馬鈴薯のバイトさん「しん君とその彼女」。

下は新婚ホヤホヤの「内野さんご夫妻」です。

 「しん君」が、大晦日の朝に「今日は『カービング・スキーの板』をレンタル屋で借りて滑って見ようと思う。」と喋っているのを聞きつけた西岡さんが「俺達も借りようか。」と言われ、何事にも追随的な性格の私は、その話にホイホイと乗って、初めて「カービング・スキー」というものを経験しました。




















 スキーの経験がない方のために少し解説をすると、実は、蒲鉾板を長くしたように見えるスキーの板を真上から見ると、「ビンディング」と呼ばれる板とスキー靴を連結(また『転倒』時は解放)させる仕掛けがある部分を中心に、スキー板は、「若い」(あくまでも「若い」を連想してください。)女性の腰のように「くびれ」ています。
 その「くびれ」の曲線は、板の先の方から徐々に始まって、ビンディングの所で最も細くなり、また後端へ向かって広がっているのです。この「くびれ」曲線をサイドカーブと呼び、スキーをする人が曲がったり止まったり、思い思いの滑走の軌跡を描く、静かにまたは急に止まるなどの様々な動作をする際にそれをしやすくする手助けをしている、スキー板が備えている独特の「形状機能」のひとつなのです。「カービング・スキー」は、従来のスキー板より先端と後端部分を幅広にして、この「くびれ」を大きくし、かつスキー板全体の長さも短くして、より曲がりやすく、止まりやすくするなど、スキーの操作性を高めた(前出鈴木さんによれば「操作を楽にした。」)板と言っていいと思います。

 それを使ってみて、結果はどうであったか?
私に限って言えば、この十年来スキー技術の「進歩」とは無縁であったものが、「止まった進歩が」突然動き出した感覚を得ました。スキーの能力が急に変わる訳はありませんが、もともとスキー自体が、板、ビンディングや靴など「道具」によって支えられていることを再認識しました。
 大晦日と元旦の午前中は、体力も省みず岩岳の頂上から麓までがんがん滑って、帰路に着く前に西岡さんと寄ったJR白馬駅前のスキー用品店「大和屋」で、板とビンディングを合わせて4万円と言う値段に引かれて、フィッシャーのカービング・スキー板とマーカーのビンディングを買ってしまいました。
 我が家の宗旨(浄土真宗(本願寺派))では、これを『他力本願』と申します。トホホ・・・。

 最後に、「馬鈴薯のお母さん」の写真を掲載できなかったのが誠に残念ですが、お母さん手作りのお雑煮(関西風の薄味の澄まし汁)をご紹介して、今号を終わります。

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