発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyo@ma.wainet.ne.jp
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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 乱杭 118号(2001年6月7日)
◆本城武ゼミ参加記◆

 延岡市の「おでん小よう」で出会った人々は、皆さん、どこかしら興味深い独特の才能や特徴を持っていらして、自分自身の人間形成に、たくさんの栄養や啓示を頂戴したと感謝している。
 その中でも、取り分け傑出していらっしゃる方々のお一人が、綾町大字北俣(これは郵便局用表示らしい。)にお住まいの本城武さんである。
 数年前から小ようでお会いする度に、私に「パソコンを始めなさい。」と「呪文」のように囁いていただいた。自分がパソコンを始めてからは、なんとも理解し易いツボを捕らえた解説をいただき、ある程度使えるようになった。ご指導、感謝に耐えません。
 同氏は、神戸市のご出身で旭化成のOBで、日本山岳会会員。
 延岡市桜園町にご自宅があるが、奥様の出身地、宮崎県綾町狩果(「かりはて」、と読む。昔、殿様がこれ以上奥では狩りをしなかった慣わしにより付いた地名だそうだ。)にも別邸があって、奥様とお二人で何とも表現しようもない、我々「都会人」から見ると羨ましい限りの『浮世離れした』生活を送られている。

 6月2日朝、家内と延岡をたって、宮崎市の長女の家へ行き、彼女の家族も合流して県立美術館で開催中の「孤高の日本画家”田中一村展”」を一緒に見て、その後自分一人で、同所へ向かった。
 同所は、地元では「竹野地区」と呼称されていて「国指定天然記念物『ホルトの木』」がある所としてご存知の方も多いだろう。
 戸数17戸。種田山頭火の歌「わけ入っても、わけ入っても、青い山」を地で行く所であった。

Here's a cool technique! 当日の本城ゼミ参加者は、本城主宰と、職場の同僚で、既にこれまで数回、延岡市内で開催された同ゼミ参加者の廣瀬勝久君、河野健君、私の3名(竹野地区公民館内でのハガマ飯おにぎり作成風景の写真参照)。

 会場は、同氏邸から24.5メートルほど下った「竹野地区公民館」であった。私の開会宣言に続き、参加者全員の3分間スピーチ。引き続き、ハガマ飯焚き講習会、焼肉・焼サザエパーティー、と続き、同氏の「隠居家(ホルト荘)」での2次会(懇談会)と続いて、盛りだくさんのメニューで、あっという間の1日であった。























  夕刻、竹野地区公民館の庭で、炭に火が入った頃、公民館の西向い、ホルトの木があるところまで登っていく地区内道路の反対側のこんもりした照葉樹林からピョロロロロ・・・、とアカショウビンの鳴き声がした。
 地区内道路の途中に幅員1.5メートルほどの更に西へ入る細い農道があり、その道を登っていくと、広々と開けた畑地があって、その中央を道は、更に奥へと続いている。開けた農道の真中に座り込んで、鳴き声がした森に向かって、唇に指を断続的に打ち付けて鳴き真似をしていると、どんどんアカショウビンの声が近づいて来て、とうとう、その開けた畑の上を鳴きながら縦断して飛んだ。森を出て、白日に晒されたアカショウビンの姿を見たのは、初めての経験であった。
 また、その後戻った公民館の庭(杏の木があって、焼酎に漬ける、と仰る奥様のリクエストに応えて翌日実をもぎった。)から、『森が笑う』と称されるあのフクロウの鳴き声も聞いた。他に、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホトトギス、ハシブトガラス、コゲラ、オオアカゲラ(ORアオゲラ)、ウグイス、ホオジロなどなど、たくさんの野鳥の声を聞いた。

 皆さんご存知のとおり、自分は、同所到着直後から缶ビールをいただき、「酔っ払い」状態で、心地よく過ごさせていただいたが、翌日朝、同行の青年達が延岡へ向かって帰路についた後、ホルト荘と同氏のパソコンルームで過ごさせていただいた一時は、朱玉の時であっただろう。
 あそこに、「わいわいネッワーク」の高速通信網が引かれていたら、「住み着いてもいいかな?」と思った。
 とても印象深く残っている視像として、本城さんの奥様が、別邸広間中央の座敷机に「何か」を置かれて、それに向かって、しきりと何かの手作業をしておられた姿である。何をなさっていたのか分からないが、淡々と作業を続けていらして、思わず(イイナーと)ぼんやり眺めてしまった。

 同所は、綾北川から南へ沢沿いに入り込む沢沿いの狭い渓谷に沿って住家が点在し、夏には、降るような流星が見られるのではないか、と直感した。
 おじゃまでなければ、8月にまた伺いたいと思います。

 帰路は、河原自然公園を通って帰ったのだが、南ハズレにある九電の発電所下の川の中に設置してあるテトラポットの上に5匹のでかいスッポンが見られた。直ぐそのそばでは、浮き巣で卵を温めるカイツブリも見られて、得した気分の一日であった。

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