|  | 発 行:ひょうすぼ社 | 
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私的新聞 乱杭197号(2005年2月13日)
   
 
       
          
   
0  「全ては、疑いうる。」とその著書の中で断言したのは、あの社会主義経済学を確立したK.マルクスである。  たとえばこの断言に従えば、スーパーの商品についている生鮮食料品の「賞味期限」は、誠に疑いうる。  乳業製品大手で私が愛するスキーなどを社スポーツとしていたY社が賞味期限切れの牛乳を回収してきて新しい乳製品に混合し、再度販売していたことが発覚してからというもの、消費者は生産者を信じていない、と思う。 
         
           私はと言えば、どこの店で購入した商品であろうと、その商品に記載された「賞味期限」を一切信用しない。  だから、某店で購入した納豆の賞味期限が、たとえ1週間過ぎていても、平気で食べられる。その感覚はと言えば「どうせウソなら『毒を食らわば肉まで』」といった、無茶苦茶なものである。こんな私に誰がした?
   
 
       
   
          
   
       
   
          
      
         
       
      
         
       
   
       
          
      
          
      
         
         
         
         
         
         
          
   
0  さて、私達が日頃得ることが出来るわが国社会や、国外の様々な情報を貴方は、どのメディアから得られていらっしゃるだろうか? いったい、どっちがホ本当? 
         
          どっちも信用しない  私は、そのどちらも信用しない。彼らは、多少なりとも自己に都合のいいように大半の「真実」と多少の「嘘」を交えて「報道」しているに違いないと感ずる。
   
 
       
   
          
   
       
   
          
      
         
       
      
         
       
   
       
          
      
          私は、朝刊は「朝日」、夕刊は「(地元紙)デイリー」、TVは主に「NHK」、そして物によって自身の好事的問題では、今は殆どインターネットにたよっていている。
          その主たる社会的事象の情報源のひとつである「朝日」と「NHK」が、こともあろうに報道の根幹に係る「事前の検閲」問題で大喧嘩を始めて、お互いに一歩も引く気配が無い。
          
      
         
         
         
         
         
         
         
         
          
   
          すなわち、全ては疑はなければならないのである。
0  「朝日」と「NHK」の誹謗中傷合戦とまでは、現在、まだ至っていないが、近々にどちらかが「ごめん」と謝罪するなどして、全面的に決着しなけれ ば、そうなる要素は多分にあるだろう。  その中で、「NHK」の受信料納付拒否、若しくは納付留保者が極端に増えているそうだ。 それでも払う私はアホカ?  15年程前だったか、大阪府堺市在住だった故D君と大阪で会って飲んだ折りに、「えーっ、お前、NHKの受信料を黙って払ろうてンのか?」と彼から驚嘆された。  彼の言い分では、「阪神タイガースのナイターが殆どNHKでは放映されない。プロ野球シーズン中、毎晩放映されれば、払わんでもない。」とのことであった。 
         
          取り合えず払い続けますが・・・  私は、とりあえず受信料を払います。なーンデカ?  まず、コマーシャルが無い。昔の映画の放映を鑑賞するのに、これ程都合の良い放映姿勢は、民放ではできない。  また(「EGAWA事件」以来、全く)プロ野球に興味が失せた自分にとって、例えばサッカーなどでは、CMが無いことは、ありがたいことだ。  自然、生物紀行などは、他局を圧している。これでよい。  また、昨晩、午後7時半から9時半までBS2で放送された「永遠のフォークソング名曲集」などという番組は、民放では、殆ど放映してくれない番組 だろうと思うからだ。 フォークソング名曲集が放送された当日、私は、別添写真のように、鹿刺し、キャベツなどのサラダ、ゆで卵、シイ(亀の手などとと称される貝の湯で物)などの摘みをコタツのテーブルに並べて、これを摘みながらビールを飲みつつ、番組を心行くまで堪能した。 (↓)
   
 
       
   
          
   
       
   
          
      
         
       
      
         
       
   
       
   
          
      
          ちなみに、「朝日」の購読者が減ったと言う報道はない。
         私に言わせれば、プロ野球を放送すること自体、NHKは止めて民放に任せて欲しい。しこうして、彼の論理は、我々ジャイアンツファンが多数を占めていた当時の宮崎県では、到底受け入れがたい無茶苦茶なろんりであったのだが・・・。
          今は、ホークスファンが増えて・・・、あー、自分にとっては、どうでも
         イイヤッ・・・・・・
          
      
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
         
          
   
       
          
   
0  つまり、NHKは、今後、高邁な政治番組やその論説、社会事象を勝手な判断であれこれ論評する分野から一切手を引き、唯々、事実を伝えるニュースや事実をそのまま伝える報道番組の放送に徹し、民放との差別化を一層高めるべきではないか。  昨年8月2日(1日だったかも)に放送された、延岡市周辺のような田舎には、あたかも高速道路は要らないと断言するがごとき下らない番組に、我々は腸(はらわた)が煮えくり返っている。  視聴者の受信料で番組を制作しているNHKが、我がまま勝手に断定、論評することではなかろう。 
         
           この期に至っても、まだなお、これらの身勝手な放送上の価値観、地方無視、視聴者の多い都会重視、地方切捨ての価値観による放送姿勢が変らな ければ、受信料払込口座の閉鎖を検討するかもヨ。  下手に都市生活者の不満に媚びたところで、東京や大阪など多様・多種・多数の庶民が暮らす都会の視聴料の納付率が上昇するとは到底思えない!  かえって、D君が驚愕した純朴・従順な地方の正直者の視聴料納付者を納付拒否者に追いやっているとしか思えない。
   
 
       
   
          
   
       
   
          
      
         
       
      
         
       
   
       
          
      
          
      
         
         
         
         
         
         
         
         
          
   
          そんなNHKの報道姿勢こそが、「疑わえれてしかるべき。」ではないか?
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