発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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青草の身勝手 野鳥歳時記(8)(2003年1月13日)

◆青草の身勝手 野鳥歳時記(8)◆

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沖田ダム湖のオシドリ(企)

 また性懲りもなく沖田ダムへオシドリを見に行った。

 何処かの中学校の陸上部の生徒たちが、先生や保護者に連れられてトレーニングに来ていた。2月9日に当市で開催する中学新人駅伝の仕上げだったのだろうか?

 着いて早々、ハイタカ(と思う。)が2羽、カラスと派手な空中戦を演じて、何処かへ飛んでいった。
 オシドリのカウントを始めてまもなくして、何かに驚いて群れ全体がダム湖の北の山を越えて飛び去ってしまった。
 飛んだ方向から、行き先は五ヶ瀬川の下三輪にある岩熊井堰の方と推察された。

 マガモやカイツブリが残ったダム湖を見ていると、でかいRV車が側に止まり、出てきた年配の男性が「何が狙いですか?」といきなり尋ねられた。「カモを見ています。」と言うと「今日は、オシドリはいませんか?」

 この方は、私の自宅の近所の旭ヶ丘町在住のAさんと仰り、野鳥の会の会員で、昨年末にここにオシドリがいることに気づかれ、写真を撮りたいと通っておられるそうだ。

 「さっき、何かに驚いて全部あの山を越えて飛び去りましたが、行き先は岩熊井堰でしょうから、これから私があちらへ行って、こちらへ追い出してきますよ。」と申し上げると、笑っておられた。
 予想したとおりオシドリたちは岩熊井堰の上流の中三輪町の右岸側川べりにへばりつくように羽を休めていた。右岸側は、岩熊井堰から中三輪町の集落まで切り立った崖になっていて樹木も生い茂り、上を川に沿って走る県道土々呂北方線からその岸辺を見ることはできない。

 このため、私は左岸側の貝の畑町の堤防から見たが、岸辺に小群で点在しており、逆光のため、よく観察することはできかった。

 














岩熊井堰のカワアイサ

 ここへ着く前に、岩熊井堰の川下で見たこともない大型の水鳥が2羽川に浮かんでいるのを見かけたので、オシドリは切り上げて、その鳥の姿を探しに行った。

 いたいた、いました。川原のススキの中に腰をおろして身を隠し双眼鏡とスコープでよくよく特徴を観察して図鑑と照合すると「カワアイサ♀」でした。

 

そばにいるカイツブリと大きさを比較するとカラスとヒヨドリ以上の差があるように思われた。
 2羽ともメスで、一方が他方より一回り小さく感じられたので、親子かもしれない。

 私のデジカメでは遠すぎて、とてもろくな写真にはなりそうもなかったので、F.伊藤さんの下記のホームページ「鳥と林道」から「カワアイサ」の写真を拝借して添付しました。

http://members9.cool.ne.jp/~itohs/MAIN_MENU.htm

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