発 行:ひょうすぼ社
発行人:佐藤理洋
e-mail:
riyoyoko@hotmail.com
創刊:昭和60年(1985年)6月15日

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青草(佐藤理洋)の身勝手「野鳥歳時記」(17)(2003年5月19日)

◆「幻の雉鍋」のつづき◆

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 今日職場で、先日のキジを切り殺してしまったYさんの話をしたら、実家が農業をされているK.K君が、「そうです。キジは一旦巣に座ったらそこを動こうとしません。畑仕事をしている際に、『あれ、なにかおるな!』とキジの気配を感じて、巣のある辺りを棒切れなどで叩いて脅しても、卵に覆い被さって動こうとしないのです。」と話してくれた。

 昨日のキジは、彼女だけが特別子ども思いのキジだったのではなくて、キジ全般が、そのような行動を取るらしい。知らなかった・・・
 高い木の上や、木の茂みの中に巣を作らず、どう見ても無防備な地面の草などの根株の中などに営巣するこの種の野鳥の本能だろうか?

 太平洋戦争の頃、空襲を受けた都市の街中で、火の粉から子どもを守るために、我が子に覆い被さったまま焼死した親の写真を見たことがあるが、子を守ろうとする同じような本能であろう。

 大学1年生の頃、大阪府寝屋川市の自宅に下宿させてもらった叔母が、それよりずっと昔に次のような話を私に話してくれたことがあって、今でも鮮明に憶えていることがある。
 「子どもン頃よ、麦畑で麦刈りをしていたらネ、麦の根元にヒバリが巣を作っていて、可愛そうだからそこだけ刈らずに残しておいてやったら、次の日に見に行ってみると、巣はもぬけの空だったことがあったワ。あんヒバリん親子は、何処へ行ったっちゃろうかと、今でも不思議でならんワ・・・。」














 孵化前から、鳥の親子は卵の内と外で既にコミュニケーションを始めると聞く。

 「ママ、真っ暗やけど、僕、どないしたらいいネン?」
「坊や、嘴を使って貴方を取り囲んでいる殻を突き破るのよ!」
「こんなかい?」
「そうよ、そうそう、頑張って!」
 そんな会話の最中に、悲劇が彼らを襲ったのだろうか?
 せめて、Yさんのお宅で孵化したキジの雛の無事な成長を祈りたい。

 先日から、春の野鳥の声の散策を続けていて、道路脇のコケの緑に魅せられてしまい、上下写真のような鉢植えを作って、自宅トイレの窓際に置いて楽しんでいます。

「乱杭」目次
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