イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
Thymus serpyllum ssp. quinquecostatus f. ibukiensis

シソ科(LABIATAE)
イブキジャコウソウ属

低山〜高山帯の日当たりの良い草地や岩礫地に生える多年草で、
海岸の崖などにも見られるらしい。
淡紫色または紅色の花は3〜15cmと短い枝先に集まって咲いている。

 
伊吹山に多産して、よい香りがあるのが名の由来。

茎は繊細で地を這い、良く分枝する。


花冠は唇形で、
上唇は小さく先がへこみ、
下唇は三裂している。

第三ケルン付近
(Jul 20 2003)


雄しべは4個あり、花冠より長い。

ジャコウソウと対比してみたら!


萼は唇形で、下唇の縁に長い毛がある。

蜜に対生する葉は長楕円形〜卵形で、
基部にひげ状の毛がまばらにある。
両面に小さなくぼんだ腺点が多数あり、
ここから芳香のある精油分を分泌する。

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