またまた恒例? 栂池パウダー

12月25日
 朝から雪

 世はクリスマスっていうのにあいかわらず暇なぶなの森同人白馬支部?の菊地、本田、横山は白馬乗鞍のパウダー滑りに行こうと意気込んでいたのだが、雪は降ってるは、飲み過ぎたはで根性無しの3人は昼頃出発。栂池のゴンドラを下りると雪はかなり根性を入れて降っていた。ゲレ食でちょっと腹ごしらえしてリフトを1本乗り林道へ。大汗をかいて成城小屋ちょっとしたに到着。吹き溜まりの雪をゾンデで計ったら2.5メートルほど。雪洞に泊まったことのない菊地もいることだしってことで雪洞堀り開始。1時間30分ほどで4畳間ほどの雪洞が完成した。あとは速攻宴会に突入。まあスキーはつまみなので当然だ。ビールとバーボンとキムチ鍋で夢の世界へ。12時30分頃爆睡してると本田っちが「入り口の天井が下がってきてる」と起こされた。こりゃやばいって事で酔っぱらいでへろへろながらやっとの事でテントを設営、と同時にドンと低い音。見事に雪洞はぶっこわてれてしまった。細かい物を撤収した後でよかった。雪の下になったらたぶん春まで出てこなかっただろう。

  

  

12月26日
 次の朝も雪。

 昨日から60センチ以上は積もっていたようだ。ラーメン食って行けるとこまで行こうと出発。ちょうどトレースがあったのでちゃっかり利用させていただく。天狗っぱらまで夏道を登り中間地点のいつもの休憩ダケカンバちょい上まで登る。先行パーティーに追いつくがかなりラッセルに苦戦している様だった。別ルートを取りラッセルするが時間切れで下る事にする。弱層テストをしたがフカフカの新雪が1メートル程積もっていた。いやらしい弱層は確認できなかったが量が凄いので登って右手の美味しい斜面はパスして往路を引き返す。あんまり新雪が多いので腰まで雪の中、スピードを落とすと止まるほどだ。でほとんど直滑降みたいな感じで顔面シャワー(良い表現が思いつかないので)を浴びながらの滑走となった。成城小屋の南の林道法面をショートカットして降りようとしたら吹き溜まりが崩壊して雪崩れてしまった。南向きの締まった雪面に新雪が乗っていてなじみが悪かった様だ。面白がって壊れた雪洞の上にのっかって試してみたが結果はやはり同じできれいに新雪が滑って落ちた。良く言う弱層が原因での雪崩のパターンとは違うのか、ごく薄い弱層が形成されていたのを見落としてしまったのかは不明だ。だがその下の旧雪は何回もジャンプしてやっと崩れるほど頑丈であった。

 今回行かなかった白馬乗鞍岳東面はよだれが出る美味しい大斜面であるが、雪質をしっかり見定めて入山しなければかなり危険だと思う。

とりあえず