初めて雪洞というものに泊まったんですが超快適でした。外の吹雪は全然聞こえません。でも2時間以上かかって作ったものを1晩だけってのはかなりもったいないです。思わぬ積雪で次の日はびっくりでした。
日 に ち:平成11年3月20日、21日
天 候:20日:雪、21日:晴れのち雪
メンバー:横山(カンちゃん)&本田(レポート)
20日 10:00
八方口民宿「昭屋」出発。
ジャスコで大量の買い出しを済ませ一路栂池スキー場へ。
11:30
栂池スキー場ゴンドラ乗り場下駐車場到着。
ゴンドラに乗車。(しっかりと荷物券購入。)
12:30
ゴンドラ終点到着。
ビールをおいしくするため、かなりのハイペースで登行開始。
14:15
栂池自然園到着。ばてばて状態。ビールで一息。
ゾンデ棒で雪洞候補地の深さをチェック。
積雪は2.5m〜3.6m。
14:30
雪洞掘り開始。
2カ所から掘り進むが1カ所は木にぶちあたり断念。
16:35
雪洞完成。3畳ほどで2人なら贅沢な広さ。
中は結構明るさに感激。2人ともたばこ吹なので換気穴を数カ所あける。
中の気温はマイナス2度で寒さは感じない。
(注:カンちゃんの部屋と変わらない。←おっと、ばらしてもうた・・・)
銀マットの上にエアーマットを敷いてシュラフを敷く。
銀マットの周りと雪洞の壁の間に小物をおいて座敷は露しらず。
シュラフのソファーとゾウ足(モンベルのダウンテントシューズ)であったか快適。
立山のテント泊とは比べものにならない快適空間。
17:30
腹ぺこのため早速晩飯に。
今夜のメニューは、
キムチ
イカの塩辛
キムチチゲナベ
蛍イカ
チーズ
ウイスキーとバーボンのチャンポン
ビール
(まるっぽ酒飲みのメニューでした。)
20:00
本田必殺コッヘル小便。
今回はナイロン袋をかぶせて実施。
朝になれば凍って「固めてテンプル」のように処理できるだろうと
ナイロンの口を結んで明日まで外に置くことに・・・。
就寝。
21日 0:15
顔がべちゃべちゃになっており目覚める。
ヘッドライトをつけると寝床に雪が積もっている。
一応入り口をザック等でふさいでおいたのに雪がばんばん入ってきていたのだ。
あややと思い、入り口のザックをのけると雪がドカッと入ってきた。
吹き溜まりで雪が積もって雪洞の入り口がほとんどふさがっている。
あわててカンちゃんを起こし、バシバシに凍った上着を着て雪かき作業。
1:30
無事雪かきを済ませて晩酌。
再度、就寝。
7:30
本田起床。天気は晴れ。
雪洞の中は相変わらず快適。天井も下がっていない。
外は60センチぐらいの新雪でサイコーのロケーション。一面パウダー。
早速もよおしてきたので、サイコーの景色を眺めながら朝のおつとめ。
「うーん、まんだむ。」(← ふるぅ〜〜)
昨夜の小便袋をチェックするが凍っていない。
(アンモニアは凍りにくいみたいだ。)
しょうがないので、トイレ場にジャーーー。
袋はちゃんとゴミ袋に入れて持参しました。(ちょっと手に付いたけど・・・)
8:30
雪降ってくる。
9:00
カンちゃん起床。
シーチキンとキムチのみでさっさと朝食を終え身支度。
(固まったブーツを履くのはそりゃまぁ大変。次回対策要)
10:45
天狗原むけ出発。
ラッセル厳しいが交代ごうたいで高度を上げる。
雪崩を気にして尾根筋を進む。
12:10
天狗原手前でタイムリミット。
新調チタンテルモスで一服。ほっと一息。
弱層テストの結果、1mの位置がやや弱層と確認。
12:30
安全そうなラインを滑降開始。
最高パウダー。顔面シャワーですっ飛んでく。
どっかのCMじゃないが、毎度「この瞬間が・・・」ですな。
13:10
雪洞に戻りデポ道具をパッキングし、帰り支度。
14:00
時間が無いから飯も食わずに雪洞出発。
一泊ではもったいなかった雪洞とお別れし夏道沿いにゲレンデ方面へ。
途中、おいしそうな斜面えお見つけては寄り道。
ザックが重く大変だがやっぱりパウダーはおもしろい。
15:30
栂池ゴンドラ乗り場下駐車場到着。