15日夜 出発。 越後湯沢で全員集結。当然居酒屋で宴会。八海山はやっぱりうまい。近くの無人駅で無断
宿泊。爆睡。
16日朝 ピーカン。みつまたスキー場からゴンドラリフト合計4本乗ってかぐら第5リフトが見えるゲレン
デ最上部へ。第5リフトは営業していない。林間コースらしき所を登高。だだっ広い雪原を登ると神楽峰本峰へ
続く稜線に出る。雪がちらつく中昼食をとったがあっという間に回りは真っ白。登ってきた一本北の中尾根を滑
降することとする。
午後1時30分
中尾根のてっぺんに行くには少々の登りかえしが必要なので中尾根の南斜面をできるだけ高度を落とさないよ
うにトラバスした。真っ白な木の生えていない斜面をすぎるとあと10メートルほどで稜線というところで急に
斜面がきつくなる。30センチほどの新雪があり雪崩の危険が身をよぎる。進むたびにスキーの先端の雪にひび
が入る。「こりゃかなりやべーなああ」と躊躇しながら進むとあっという間に目の前の斜面に1本の亀裂が走り
雪崩が起こった。直進するのをあきらめ第5リフト乗り場に続く緩い沢づたいに滑降することとした。さらに沢
を滑降すると和田小屋のちょっと上のゲレンデに合流することができた。越後湯沢のラーメン屋で一休みして帰
途につく。
雪崩の詳細
日時 1999年1月16日午後1時30分頃
天候 雪 前夜 雪 当日 午前中晴れ
場所 神楽峰北側 中尾根 南向き斜面 斜度約30度 標高1700メートル付近
尾根稜線直下 新雪約30センチ
状況 スキーにより誘発された面発生表層雪崩
尾根南側東西 約200メートル 落下距離 約50メートル 破断面 約50センチ
前兆 スキーを進めると約50センチの亀裂が入る。10回ほど進んだ後発生。
反省点 降雪直後の無立木急斜面への進入。