年中行事の白馬乗鞍


1998年12月17日  ぶなの森同人 パウダー好き山川 パウダー大好き本田 パウダーバカ横山 3名

 朝起きると快晴ですばらしい好天であった。7時過ぎに山川さんが到着さっそく3名で出発。途中ローソンで

買い出しそして栂池スキー場へ。今年も雪が少なくゲレンデ下部は滑走不可能。いつもの調子でいかにもゲレン

デスキーヤーのつもりでゴンドラ片道券を買う。「入山ですかあ」とチケット売りのお姉さん。やっぱりばれた

そりゃそうだ、ゲレンデスキーだったらこんなチケットの買い方しないもんな・・。ゴンドラを下りるとそこは

まさにスノーボーダーの天国であった。少雪、シーズン始めとはいえアルペンスキーを履いている人のほうが圧

倒的に少ない。いつものようにリフト1本乗って林道わきへ、本田が今回デジタルビデオを購入したので今日は

その撮影会もかねている。林道の雪も少なく快適に登高開始いつもの調子で成城小屋で休憩。しかし山の雲の動

きが非常に速く心配だ。頭の上は晴天だが白馬岳はすでに雲がかかり始めていた。一服した後天狗原までの斜面

を一気に登る。雪は少ないがやぶこぎとまではいかずまあまあの登り。体の調子が良く一気に天狗原のほこらま

で登る。しかしここまで来るとかなり天候が悪化してきていた。すでに頭の上は雲で真っ白かろうじて白馬乗鞍

岳が見えている状態だった。風も非常に強く真っ昼間だってのに気温も下がってきていた。3人でツエルトにも

ぐりこみ昼食。風が強くツエルトがバタバタと揺れた。「さて行くか」と外をみると白馬乗鞍も全然見えなくな

っていた。風も非常に強くおまけに吹雪いてきた。こりゃだめだとあっさりあきらめ下ることとした。新雪はあ

るもののかなり重いところがあり山川さんから教えていただいた長野市の「やまがらす」という山の会が編み出

したという「合気道滑降法」で悪雪をやっつけた。ようはターンするごとに「やーーー」とか「とーーー」とか

自分の好きなように叫んだりするとこれが不思議とターンできてしまうという必殺技なのだ。足が疲れていると

きも効果がある滑降法だ。途中でビデオ撮影をしながらのんびり?下る。成城小屋上部の林も場所によってはパ

フパフのパウダーだった。あとは林道沿いに下るだけしばらくしてゲレンデに飛び出した。さすがゲレンデは整

備されていて滑りやすい。うまくなった気がする。雪が少なく下まで滑走できないのでまたゴンドラに乗り帰路

に着いた。白馬乗鞍まで行けずとても残念だったがまた来ればいい。しかし山の天気はやっぱり変わりやすい。

みなさんご注意を。

とりあえず