黒姫スキー場〜黒姫山頂〜大橋 山スキー

      3/8(日)快晴 花岡、山川

文:花岡


 スキーの師匠である山川(私はたまに山岳ガイトと思っている時もあるが)が予定よ

り約15分早く長野市北部(若槻)にある私の家に到着。慌ててスキー、ザックと朝飯

をそれぞれの腹にほうり込み7:40、山川のレガシーと私のスーパーツインカムディ

ーゼルバン2台で出発。

「今日は天気が良いから楽しい山スキーになるぞー」と思って順調に車を走らせる、

昨日まで思っていた「黒姫ってヤブや林が多くて滑れるのかナー」と言う不安なんか

天気のおかげでスッカリ忘れている。

 信濃町、柏原から鳥居川沿いに行って戸隠村との境の大橋(夏の登山道入口らしい)

にレガシーを置いて黒姫スキー場へ向かう。

(すでに4〜5台の車と先客の山スキーヤー達が出発準備中だった)

スキー場に近づくにつれて黒姫山の上部にスッポリとかかる雲が気にかかる、

大橋が思っていたより遠かったので「雲で視界がきかなくて降りる所を間違えたら

ヤバイな」とチョット心配になる。

 9:00、黒姫スキー場に到着。リフト1回券3枚購入後、スキー場の最上部へ向か

う。(高速クワッドでも短く遅いリフトでも300円は少々疑問だが)

 9:50 リフト最上部、降り場のオジサンの所で2人の住所、氏名を記入してから

シールを貼って登り始める。(上を見ると山にドッカリ雲が掛かり下界での天気がウソ

の様、少しためらうがスキー跡が付いているのでともかく歩き出す)前日降った雪が

10〜20cmあるが先行しているグループのラッセルのお陰で楽が出来る。「コリャ

5人位だな」「ラッセルしてもらって助かる、先行グループが頂上につくまで追い付か

ない様にしようか」「人道的にそうも行かないダロー」などと言いながら登って行く。

30分もすると上空が晴れて来て次第に眺めが良くなってきた。うっすら富士山も

見える(この眺めが見たくて登るようなものだから気分は VERY GOOD!)

1.5時間位で先客達に追い付く。(ゲゲ!10人を越えるグループだ) やはり

「ラッセル代わりましょう」と言うと、オバサン達(失礼、お姉さん)が「ラッセル

やってくれるテー!」 コリャー後にはひけない。もうすぐ稜線の雰囲気の所で山川

と交替したが、ここら辺になると新雪が30〜40cmとなって結構シンドイ。

このグループは頂上からスキー場の方に降りるらしい。オジサンが「どこに降りるの

?」と聞くので「大橋です」て言うと「ああ、夏道の方ネ」と言う。(俺はよく知ら

ないんだヨー、山川に聞いてクレー!と自分は都会のスキーヤーだと自覚する)

 12:00 稜線に出る。情けないが、10分位しかラッセルしていないのに結構

バテた。10人グループはここで昼休みなので稜線沿いを南に頂上を目指す。地形の

せいか生えてる木のせいか、稜線は凹凸がたくさんあって歩きずらい。内側に小黒姫

があって、普段見ているのが外輪山だと実感する。

 12:40 黒姫山頂に到着。絶景!!先客が4人いたが昼飯を食べようとすると

大橋方面に滑って行った。メニューは伝統の我が家スペシャルオニギリとカップヌー

ドル、沸かしてもらったお湯の残りでウイスキーのお湯割りがうまい。

天気サイコー!この位置からなじみの飯縄、戸隠を見るのも良いもので、知っている

場所を上から見ると妙に納得する。(知らない所はいつも山川に聞くが、しかし安易

に聞くのは覚えない) 空と火打山方面の白のコントラストが見事。

 例の10人グループが到着、話を聞くと埼玉からだそうだ。前日は雪の中戸隠から

飯縄リゾートに降りたらしい、一週間前は只見の方の山(名前忘れた、雪崩で4、5

軒の家が被害にあったと山川が言ってた)に行ったとの事、県外の人は気合いが入っ

てるナー。ラッセルしてもらった上にビールも少々いただく(アリガタヤー)

 13:40 山頂より150m位は快適な斜面なのでシールを取って滑走開始。

やはり雪が湿って来ているがまだなんとかコケずに行ける。又シールを着けて佐渡山

方向に少々の登り。こっちは昼飯前の稜線に比べてとても歩き易い。登り約30分位

で大橋よりの登山道に滑り降りる斜面に出た。木もまばらで良さそうだが南向き斜面

のため雪質が悪そうなので北西の斜面を降りて回り込むか迷う(山川のガイドブック

では北西斜面が紹介されていた)先に滑っている跡も有るので、雪質が悪いのを覚悟

して南斜面を降りる。好天による重く柔らかな雪に私の腕(アシ)では思う様に曲が

れない(木がまばらでヨカッター、師匠”山川”も少々手こずっている様)

斜面の下の方は少し雪が締まってきてスキーらしくなった。

 14:30 登山道に出たあたりで一休み、残りのスペシャルおにぎりを食べて

登山道を下る。斜度は無いが森林の中の滑走が楽しめる、かなり降りて来ると自然の

中を歩くスキーの人達だろうか、たくさんのスキー跡があり人里を感じさせる。

 野原に出て来ると今までいた黒姫山全体が見渡せる、写真を撮ってから駐車場に

向って夏道をストックで進む。以前、山川が来た時はナカナカ前進しなかったらしい

が結構快調に滑ってくれる。

 15:30 大橋の駐車場に到着。歩くスキーの人達だろうかそれとも高妻あたり

から降りて来たのだろうか、20人位の大部隊が帰る所だった(泊まりなのかザック

がデカイ)

 レガシーで黒姫スキー場に戻って無事帰路に着きました。(朝、慌てて風呂セット

を忘れたので飯縄天狗の湯は無し。5:00ジャスト、明るいうちに家に着きました

 

 想像してたより滑る所があって天気も良かったので今回は大正解!! 

                          山川サンありがとう

                                 以上です  

とりあえず