八方ガラガラ沢 山川、本田(写真、文)

 ガラガラ沢上部のレポートです。私(横山)はカゼをひいて寝てました。(くやしー)


1.山域大分類:北ア後立山
2.山域小分類:唐松岳
3.山域コード:21.4
4.コース概要:八方尾根スキー場−八方山−ガラガラ沢
         −八方山−八方尾根スキー場
5.日程:2000年5月14日
6.報告者:本田
7.パーティメンバ:ぶなの森同人2名(山川、本田)

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am7:00
八方口民宿「昭屋」に集合。

am7:30
天気予報は相変わらずいまいちの予報であるが
山が明るくなってきたのでとりあえず出発する。
(横山氏は風邪ひきのため留守番)

am8:00
八方白樺ゲレンデ下に車を置き、
点検のため1週間ぶりの運転再開となったゴンドラ(往復1600円)に乗る。
十数名のハイキング軍団(今はやりの中高年登山者軍団)がいるほか
我々以外に山スキーヤーの姿はない。
(そういえば場違いな街着すがたの女子大生2人もいた。)

夏山モードに入ったばかりで
あたふたするリフトの従業員に多少時間をとられたが・・・

am8:50
兎平から2本のリフトを乗り継ぎ(270円×2)、八方池山荘前へ到着。

雪のなくなった稜線歩きはやめ、
稜線の南側斜面をシール登行。
途中1カ所5m程度の地肌が出ていたが
難なく第2ケルンまで通過。

am10:00
八方沢の様子も見ようと
逗子開成高校ケルンまで一気に上がる。
八方沢もなかなかおいしそうに見えたが
霧雨が降り出してきたこともあり、逗子開成高校ケルンから
ガラガラ沢に滑りこむことにした。

am10:30
4,5日前に1人だけ発見されたオーストラリア人ボーダーのことが
頭をよぎったが、「巡り会いませんように・・・」と
つぶやきながら沢の左側に滑り込んだ。
雪量十分。極上シャーベット。
今年は仕事の都合でパウダーシーズン以来、山行できなかった。
1年ぶりに味わう重たい雪に、最初、少し違和感を感じたが
じきに心地よいシャーベットの感触を取り戻して軽快にシュプールを刻んだ。

標高1800m付近。
左下を見ると落石がひどい。
一方、右のガレ場(幅5m程度)の向こう側の沢は快適そう。
とっとと、スキーを脱ぎ、ガレ場を越え、右の沢へ。
40度弱の快適バーン。
滑れば滑るほど登り返しが多くなることなんか上の空、
標高1660mまで一気に滑り降りた。

am11:00
南又入の青屋根の建物が間近に見え、
さすがに帰りの電車の時間が気になって滑降終了。
「さぁて登りかえすかぁ」と快楽滑降の余韻もつかの間、
一路第2ケルンへむけて登り始めた。

途中、標高1850m付近で大休止をとり・・・

pm1:40
第2ケルン横の公衆便所に到着。
ほっと一息と言いたいところに本降りの雨。
そそくさとシールをはずし、八方スキー場へ下山。

今シーズン最後になるであろう兎平のこぶを、
ザックをしょいながらカットぶというおまけ付きで
へろへろになってゴンドラに乗り込み・・・

pm2:30
白樺ゲレンデ下駐車場に到着。
下界についたときには雨はやんでおりました。

おしまい。

【今回のツアーでの教訓】

1.ガラガラ沢の滑降は第2ケルン横の便所から滑り込んだ方がおもしろい。
2.ガラガラ沢滑降→登り返し後のザックをしょっての兎のコブ遊びは体力必要。
3.今回のよう滑降分の登り返しがあるコースでは、大酒くらって二日酔いした日
の気持ちになれる。(後悔先に立たず)

以上.

とりあえず