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 麻文化の継承などを目指す「信州麻サミット2009」は24日、大町市美麻地区文化祭に合わせ、道の駅ぽかぽかランド美麻で開いた。麻加工ワークショップや、県内外の研究者や学校による事例発表が行われた。

 麻加工ワークショップでは、かつて地域で麻の生産・加工に従事した、70から90代のお年寄りが繊維づくりの技術を披露した。お年寄りの鮮やかな手さばきを目に体験した大塚歩夢君(10)は、「全体をきれいにはぎ取るのが難しい」と感想。来場者に教えた吉澤岑夫さん(71)=美麻二重=は「マニラ麻や化学繊維におされて衰退した地域の麻文化。もう一度注目してもらえたら」と話した。

(2009.10.27)

(このページは、大糸タイムス様のご理解により記事を引用させていただいています。)