序 章 Edit

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 姉妹都市メンドシーノは、サンフランシスコから太平洋沿いに、およそ350km北上した海辺にあり、アメリカの古い町並みを残す町です。週末にはサンフランシスコからの観光客で賑わうほか、映画のロケ地としても有名で、代表的な作品に「エデンの東」などがあります。

 
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姉妹都市交流事業の起源は、美麻地区(旧美麻村)がメンドシーノと友好姉妹村の提携をした9年後の、1989年(平成元)に 「青少年育成のため建設した野球場で、一緒に野球をしませんか?」とのメンドシーノからの呼びかけに応える形で、平成4年に第1回訪問団がメンドシーノを訪問し、翌年は美麻に訪問団34名を迎えて以降、相互訪問交流事業が続けられてきました。

 
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1993年(平成5)のメンドシーノからの最初の訪問団受入れを契機に組織されたメンドシーノボランティアネットワークは、現在は実行委員会の一員として、交流事業の計画立案やホームステイの調整を行うほか、交流事業を経験した高校生の留学のサポートも行ってきました。
現在まで4名(美麻2名、メンドシーノ2名)の高校生の留学を支援しました。

 
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2006年(平成18)市町村合併により、姉妹都市交流は美麻村から大町市に引継がれ、姉妹都市交流の継続が確認された。

 

2008年(平成20年)大町市となって2回目の訪問団派遣時に長年の熱望していた源流美麻太鼓の演奏がメンドシーノやサンフランシスコのボランティアの協力により初めて実現し、日本の伝統文化を知っていただくとともに大きな感動を与えました。

 

 この演奏が契機となり、和太鼓を通じた文化交流を行う機運が高まり2009年(平成21)メンドシーノへ太鼓を贈るプロジェクトが動き出しました。

プロジェクト始動 Edit

贈る太鼓は? Edit

 美麻とメンドシーノの交流を象徴する太鼓を贈ることにしました。

  • 両地域はフラフト(木工)が盛んな地域である。
  • ワークショップを通じて交流を深めている。
  • 予算内で10個の太鼓を用意したい ことから、
  • 太鼓の胴は、地元の木工作家に作ってもらう
  • 太鼓づくりワークショップで完成させる
     この無謀な計画も地域のボランティアの協力により実現可能となりました。

太鼓(胴)完成! Edit

 太鼓の製作は、地元の木工作家に依頼し、子どもたちでも作れるように、桶太鼓としました。
 太鼓は、見本を一つ購入。分解して地元の材料で製作してもらいました。
 完成した胴には、交流実行委員会の北沢会長が名入れをしました。

太鼓を作る Edit

2009/7/4日、大塩市民農園の交流促進センターを会場にいよいよ太鼓づくりワークショップが始まりました。
製作指導にあたるのは、『源流美麻太鼓』と『大町流鏑馬太鼓』の皆さん。

  • 紐の組み方に悪戦苦闘しながらも1時間ほどかけて全ての太鼓が完成!
  • バチに「源流美麻太鼓」の焼印を体験。
  • 参加者全員で太鼓に寄せ書きをしました。
  • 完成した太鼓で一緒に演奏して楽しみました。
  • 完成した太鼓は、交流会で源流美麻太鼓の子ども達によりお披露目の演奏がされました。

太鼓を贈る Edit

完成した太鼓は美麻のボランティアリーダーからメンドシーノのボランティアリーダーへ贈られました。

太鼓を送る Edit

太鼓は再度解体され、仕上げを行ってメンドシーノへ向けて発送されました。
太鼓を製作した小田さんと出発前の記念撮影。
平成22年の訪問では、この太鼓を使って演奏会が行われます。

TAIKO Drums across tha sea Edit