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*写真で見る麻栽培の様子 [#l9d95f6d]

**以前栽培復活を検討した際に撮影されたものです。 [#ne4fed7a]
&color(Blue){※美麻村勢要覧平成4年より};

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 4月上旬、鍬で畑を耕す荒起こし(左)
 &color(Blue){くれっぱり(塊張)}; 種を蒔く前の整地(右)

&attachref(./saibai_02.jpg);
 &color(Blue){麻蒔き 作立て(溝を掘る)};、堆肥を入れ、種を蒔き、土をかける作業は2〜3人が一組で行う。

&attachref(./saibai_03.jpg);
 &color(Blue){間引き};

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 &color(Blue){麻(お)こぎ(収穫)}; 青々と茂った麻(右上) 

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 抜いた麻の根を鎌や押し鎌で切りそろえる(左) &color(Blue){葉落とし };麻の葉を鎌で落とす(右)


&attachref(./saibai_06.jpg);
 &color(Blue){ゆり干し}; 葉を落としたばかりの茎を干す

&attachref(./saibai_06_01.jpg);
 &color(Blue){時干し(干しかえし)}; ゆり干ししたものを畑に並べ、さらに3〜4日干す。こうしてよく干した麻の葉をていねいに落とし、12月ごろまで納屋に入れて保管する。(左)
 &color(Blue){麻煮}; 12月ごろ、保存しておいた麻を古くは木灰やソーダを入れた鎌で煮る

 &color(Blue){釜や}; 盛んなころは集落ごとに共同の「釜や」があり、夜をてっして煮たから大変だが、子供は父親に工作を教わったり、釜やでの食事など楽しいことでもあった。始めはほとんど傾斜地を利用した「立て釜」だったが、後には作業に便利な「横釜」になった。

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 &color(Blue){寒晒し}; 麻煮した麻を屋外に立て掛けたり、雪の上で晒す(右)
 &color(Blue){麻剥ぎ(おはぎ)}; 麻の皮を剥ぐ(左)

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 &color(Blue){麻掻き(おかき)}; 麻掻板(おかきいた)という桧や杉で作った薄板の上に剥ぎとった皮をのせ、麻掻き包丁で黒い表皮を削る

 &color(Blue){麻掻き場(おかきば)}; 盛んなころはどの家にも麻掻き場(作業場)があった。一番日当たりがよくて出入りに便利な場所に作った。麻掻きは冬の作業だから、そこだけは炭などで暖房されていて子供が喜んで出入りした。麻掻きする若い娘と青年が麻掻き場の窓で語り合うこともあり、「麻掻き場のロマンス」も生まれた。

&attachref(./saibai_09.jpg);
&color(Blue){麻掛け乾燥}; おかきしたものを同時に部屋に掛けて乾燥する。(左)
乾燥中の麻 部屋である程度乾燥した麻を納屋でさらに一週間ほど乾燥させる。

&color(Blue){うむ(麻積み)}; 乾燥した麻の皮を2〜3mmに裂き、皮をつなぎ合わせて水を張った麻桶(おぼけ)に入れる。

&color(Blue){おより(麻撚り)}; 桶の中で水を吸った麻の皮を糸車に掛けて撚り、麻糸にする。

&attachref(./saibai_10.jpg);
&color(Blue){麻まるけ}; よく乾燥させた麻を束ねて出荷する